陰陽と気象病

今日もお天気がパッとせず、湿度が高い横浜です。

こういった梅雨の時期に、

頭痛、てんかん

•めまい

•浮遊感

•倦怠感

•消化器症状(食欲不振、下痢、吐き気)

などの症状が見られる気象病をよく耳にします。

気象病は、男女比で言うと、

圧倒的に女性が多いんです。

全体の約7割が女性

これを中医学的に見ると、

女性は陰男性は陽

と言う概念があります。

この陰•陽は、陰陽論と言われているもので、

この世の全てのものは陰陽に分かれている

という中医学の考え方です。

ちなみに今は、

先週夏至を迎えた時が陽のピークとなり、

これから徐々に陽が減る時期です。

そして、お天気で言うと、

低気圧が陰、高気圧が陽。

つまり、低気圧なこの時期は、

陰である女性に影響が出やすいんです。

 で、特に低気圧時期に症状が出やすい方は、

実は胃腸の力が弱い方。

中医学だと、脾(今でいう膵臓あたり)の気、

脾気が弱い方は、元気を作る力が弱いんですね。

低気圧は、地表から一気に空へ上がる上昇気流。

脾気が弱い方だと、この上昇気流の影響を

まともに受けてしまいやすいんです。

さらに、この上昇気流の時に、

酸素も持っていかれます。

すると、地表の酸素が不足しがちに。

もうフラフラですよね〜(^^;)

貧血や慢性的な疲労がある方はそれはもう、

やる気が出ない状態。

まさに、「ダルおも〜」な感じとなります。

もし、こんな症状がある方は、

中医学的な用語で言うと、

益気温中をする。

つまり、気を増して、中焦(お腹〜背中)を

温めるのが大事です!

暑いからといって、氷が入っている飲み物を

飲んでいっても気は増しません…。

そして、気を増すには、

食べ物を美味しく食べること。

美味しく食べると吸収力がアップしますよ〜

漢方だったら、補中益気湯が気を増す作用が

あります。(ただし、出血傾向の方はお控えください。)

どよ〜んとした時期ですが、

おいしくご飯を食べながら、

お腹周りを温めて過ごしてくださいね(^^)

タイトルとURLをコピーしました