寒い冬は、心臓に負担がかかりやすい季節です。
特に心臓病を抱えている犬猫たちは、寒さで体が冷えて血流が悪くなりやすく、体力が低下しがちです。
また、冬は乾燥しやすく、喉や気管が弱ってしまうこともあります。どうすれば、心臓病があるペットたちが寒い冬を快適に過ごせるでしょうか?
東洋医学的アプローチ
東洋医学では、冬は「腎」が重要な役割を持つと考えられており、腎臓と密接に関係がある心臓もサポートする必要があります。
体を温め、血流を促すことが健康の鍵です。
食事には、温かいスープや体を温める食材を取り入れ、体を冷やさないようにしましょう。また、心臓を落ち着かせるツボを刺激するのも効果的です。
おすすめのツボ
心臓の働きをサポートするために、「膻中(だんちゅう)」と呼ばれる胸の中央のツボを軽くマッサージすると良いでしょう。このツボは血流を促し、心臓に負担がかかるのを和らげるとされています。
また、足の内側にある「太渓(たいけい)」というツボも冷えの解消に役立ち、心臓の機能を助けます。優しくマッサージすることで、ペットもリラックスできるでしょう。
お食事のアプローチ
東洋医学では、弱った臓器を食べることで、その臓器を強化する考えがあります。
スーパーに行くと、レバーと共にハツ(心臓)が売っていたら、ラッキーですね!
お食事にハツを混ぜてあげましょう。
さらに「鶏肉」や「羊肉」は体を温める効果があり、心臓病のあるペットの体力を維持するための良質なタンパク源になります。また、スープにして与えることで消化がしやすくなり、体に優しく栄養を届けられます。
また、冬におすすめの食材として、「かぼちゃ」や「さつまいも」などの根菜類があります。これらは体を温め、エネルギーを補給するのにぴったりです。
心臓と共に腎臓の数値が高い子は、タンパク質をたくさん与えるのはNG。
その時は、かぼちゃやさつまいものような炭水化物の割合を増やしましょう!
まとめ
心臓病のある犬猫にとって、冬はケアが欠かせない季節です。
東洋医学のツボ刺激で血流を良くし、栄養学に基づいた温かい食材で体を内側から温めることで、寒さによる負担を和らげてあげましょう。
毎日のちょっとした工夫で、心臓病のあるペットも冬を快適に過ごせるようになりますよ。
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この内容は、2024年11月13日のメルマガにて公開した内容です。
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