今日は、おうちヘルスケアラボで【ペットの健康を守る!油(脂質)セミナー】を開催しました。
油ってすぐ目に見えて効果があるわけじゃないけど、健康的な体を維持するためには欠かせないもの。
脂質の主な役割は3つあります。
①エネルギー源
②細胞膜を作る
③ホルモンの材料
この中で、特に体質に関わるのは、②の細胞膜です。
体は約36兆個のから出来ていて、その細胞一つ一つを作るのはリン脂質という細胞膜です。
また、脳の約6割は脂質。
ペットでは(特に)犬ではMCTオイルと認知症の改善に関連がある論文も出ていますね。
と、ちょっと難しい脂質のお話ですが、どんな油を取るかが、健やかなペットライフに大きく関わります。
そして、この健やかなペットライフには、飼い主さんも入ります。
今日のセミナーでは、
油(脂質)の役割、種類、構造といった基礎から、
炎症が起こしにくい油やそのメカニズム、
ドライフードの油、
犬猫が消化しやすい油(脂質)の種類と食材、
犬猫に与える適正量、病気の子の量など
盛りだくさんでお送りしました。
油の基本構造や種類を知ることで、ペットだけでなく、飼い主さんが普段食べる油も変わります。
ペットも長生きの時代なので、
飼い主さんが先に認知症になったり、
膝が痛くてお散歩できなくなったり、
メタボになってお世話できなくなったら、
幸せなペットライフとは言えませんよね。
ペットと飼い主さんが健やかに毎日過ごすためには、両方の健康づくりが大事です!
ちなみに、手軽に摂れる質の良い油はお魚ですね(^^)
水銀などの関係もあるので、マグロなどの大型魚ではなく、小型〜中型くらいのお魚、めざし、あじ、さばなど週に数回は意識して食べましょう♪
今回は、中医学要素はゼロで、ガッツリ分子栄養学のセミナーでした。
1時間にギュギュッと詰め込んだセミナーでしたが、参加者さんから
「わからないところがスッキリしました〜!」
とうれしいコメントもいただきました(^^)
しかし、ひとまず栄養学のペットセミナーは一旦お休みして、8月からは半年程度、中医学(お灸、薬膳、スイナなど)をメインにした飼い主さんホームドクターになる育成講座をしていく予定です。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさんの愛にあふれたかけがえのないペットライフを応援しています!