寝た気がしないのは低血糖のせい?

秋の夜長と言いますが、みなさん睡眠はしっかりとれていますか?

突然ですが、私はここ2週間、自分の【血糖値】と向き合っておりました。

【血糖値】と向き合うことは、自分の体や心を健やかに保つことだと私は思います。

特に、糖尿病という訳でも、健康診断で“グルコース”の値がひっかかったわけでもありません。

そんな私が、なぜ【血糖値】と向き合うキッカケは、夜に目が覚めてしまう日が増えた、肩こりがひどくなった、朝すっきり起きれなくなったからです。

血糖値と睡眠の関係

血糖値とは、血液中にある(グルコースといいます)の量を示す数値。一般的に、80~140㎎/㎗の間であれば、正常と言われています。この数値より下回ると、いわゆる【低血糖】状態となります。

この【低血糖】な状態は、体が飢餓レベル。エネルギー源がこなくて、死んでしまうかもしれないと体としてはかなりの緊急事態です!

低血糖にならないためには食事から糖を補うことができます。

しかし、寝ているときは、食べることができないので血糖を維持できません。

食べ物からの血糖維持は2~3時間しかもたないので、例えば、8時間睡眠だとすると、残りの5時間は肝臓から糖の貯金を切り崩します。

肝臓からの糖貯金が尽きた人は、今度は脂肪を分解して糖をつくります。

それでも、糖がつくれなくなったら、筋肉を分解して糖を作ります。必死!!

では、いよいよ筋肉からも糖が分解できなくなった場合は……最終的に【夜間低血糖】の状態になります。

夜間低血糖の状態になると次のような症状があげられます。

  • 寝汗をかく
  • 寝違えを良くする
  • 悪夢をみる
  • 肩こりがある
  • 歯ぎしり、食いしばりがある
  • 眠りが浅い
  • 寝た気がしない
  • 夜中の3時ごろに目が覚める、トイレに行く
  • 朝お腹空かない

これは、血糖値を維持できず、体が生命維持のために【アドレナリン】を分泌することが原因です。

【アドレナリン】は本来、目の前に敵がいる状態、例えば、森に行って目の前に熊が現れた時にドバーっとでるホルモンです。

当然、体は緊張して、無意識に『逃げなきゃ』となる。目を見開いて。心拍は高まる。体は固くなる。冷や汗がでる。

つまり、夜間低血糖状態ということは、寝ながら毎晩『熊から逃げなきゃ』の状態。

これは、安眠できませんよね。

血糖値をモニターしてみた

血液検査で、血糖値の項目が特に異常がなくても、夜間低血糖が起きていない証明にはなりません。

なぜなら、血糖値は1日を通して、食事や精神的なストレスによってアップダウンするからです。実際、私も血液検査でひっかかったことはありません。

では、なぜ夜間低血糖が分かったかというと、自宅で簡単に血糖値を測定できるこちらの商品を購入してモニターしたからです。

正確には血糖値ではなく、間質液のグルコースをはかりますが、自分の血糖値の波を知るにはどちらでもかまいません。


リブレをつけた当初、かなりの低血糖が頻発してました(泣

ほんと寝た気がしない時の血糖値

この時期は、外食が多く、長時間食べれないなど不規則な食生活がつづいていた他に、スケジュールを詰めすぎてめちゃめちゃ忙しかったです。

夜間低血糖は日中の血糖値の状態をよく反映します。

日中ガタガタだと、夜もガタガタです(笑)

夕ご飯の糖質が多すぎたので、スパイクも起きています。

血糖値の数値が正常範囲内であっても、1時間以内に50㎎/dL以上の血糖値の上昇や下降はものすごい体にストレス。その度にインスリンを分泌する膵臓にも負担。

血糖値を安定するために行ったこと

そんな夜間低血糖がひどい私でしたが、生活習慣を改めたことで、脱却できました。

ガタガタだった血糖値が凪のように穏やかに!

目覚めもすっきり!良く寝た感がしっかりあります。

しかも、以前は食事毎にスパイクをおこしていたのに、朝食をたべても穏やかな曲線に。

体だけでなく、メンタルも落ち着いて、家庭内が平和です(笑)

今回意識したことは、以下です。

  1. ゆっくり食べる
  2. 日中の糖のエネルギーを切らさないような補食ドリンク
  3. 1日に必要な糖質の量を補う
  4. アミノ酸やMCTオイルの力も借りる
  5. 胃腸の状態を整える
  6. 肝臓の状態を整える

実際に以上のポイントを抑えただけで、かなり改善しました。

1のゆっくり食べるは、鉄板ですね(笑)早食いは血糖値をかなり上昇させます。

実験しましたが、同じ食事内容であっても、時間をかけないと、あっという間に血糖値が上昇しましたね。

2、3、4は、自分の必要な糖の量を栄養計算でだして、(カロミルやアスケンなどのアプリが便利)必要量を補うやり方。

最初はちょっとめんどくさいですが、ある程度量がわかるようになれば不要になります。

これをしないと、自分がどのくらいの糖質を必要としているかわからないので、低血糖を改善したい方は一度チェックすることがおすすめです。

5,6は、ちょうど8月9月の集中グループで胃と肝臓を整えていたので、改善が早かった体感があります。胃腸に炎症があれば、低血糖はなかなか脱却できません。また、肝臓の機能が低下していると、うまく糖貯金ができません。

胃の集中ケアグループでは、胃の粘膜ケアを、胆汁ケアグループでは、肝臓&胆汁ケアをしたので、タイムリーでした。

現在実施している小腸ケアグループでも、自律神経を整えるために血糖値ケアの方法は詳しくお伝えしています。➡小腸ケアグループについてはこちら

また、来年1月には【血糖値集中ケアグループ】を予定しています。血糖値を整えたい方は、ぜひお越しください!

継続個人カウンセリングでもサポートをしています。➡個人カウンセリングはこちら

まとめ

肩こり、寝違えなどの寝ているときの不調は、意外と血糖値が関係していることも多いです。

その場合でも個体差がありますが、血糖値ケアをしていくことで安眠は手に入れることができます。

まずは、ゆっくりお食事味わうところから始めてみてくださいね!

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